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【2021年版】JR全線の普通列車に乗れる『秋の乗り放題パス』は青春18きっぷと何が違う?[動画あり]

長かった緊急事態宣言が2021年9月30日をもって終了します。まだ油断はできませんが、久しぶりに旅行へ行きたい!という気分の人が多いのではないでしょうか? そこで、10月の鉄道旅行におすすめの乗りトクきっぷ「秋の乗り放題パス」を紹介します。「秋の青春18きっぷ」とも呼ばれるこのきっぷですが、青春18きっぷとの違いについても徹底解説します!

 

秋の乗り放題パスとは

『秋の乗り放題パス』は、10月14日の鉄道の日にあわせて発売される、JRの普通列車が全線乗り放題となるきっぷです。

秋の乗り放題パス一枚につき、連続3日間の利用ができます。

JRの鉄道線の普通列車の他に、JRが運行するBRT(バス高速輸送システム)、および、JR西日本宮島フェリーが乗り降り自由です。

2011年までは『鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ』という名称で発売されていました。

2012年に、料金や利用ルールを変更し『秋の乗り放題パス』にリニューアルしています。

青春18きっぷやフルムーン夫婦グリーンパスと同じく、JRグループ6社で発売される企画きっぷです。

秋の乗り放題パスの料金

1回あたりの料金は青春18きっぷより高め

秋の乗り放題パスの価格は次の通りです。

  • おとな 7,850円
  • こども 3,920円

3日間利用できるので、1日あたりの価格は

  • おとな 2,617円
  • こども 1,307円

青春18きっぷだと、おとな1日(回)あたり2,410円なので、200円ほど高くなります。

青春18きっぷは5日(回)セットのため、割引率がより有利なのでしょう。

秋の乗り放題パスはこども料金の設定あり

青春18きっぷにはこども料金の設定がありません。

秋の乗り放題パスにはこども料金の設定があり、おとな料金の半額となっています。

家族旅行、親子旅の場合は、秋の乗り放題パスのほうがお財布にやさしいと言えるでしょう。

 

秋の乗り放題パスの発売期間と利用期間

秋の乗り放題パスの発売期間と利用期間は次の通りです。

  • 発売期間 2021年9月11日(土)~10月22日(金)
  • 利用期間 2021年10月2日(土)~10月24日(日)

下のカレンダーの、黄色い網掛け部分が利用期間です。

約3週間の利用期間で、週末(土日)は4回あります。

2021年は東京オリンピック開催の関係で、10月に「体育の日」の祝日がありません。

3連休がないので、3日間連続の利用は厳しい!という人がいらっしゃるかもしれませんね。

 

秋の乗り放題パスで乗れる路線

秋の乗り放題パスはJRの企画きっぷのため、原則としてJR以外の鉄道会社線は利用できません。

ただし、一部例外的に利用できる他社線があります。

詳細は、JRのニュースリリース(引用)をご覧ください▼

JR線(BRT含む)及びJR西日本宮島フェリー以外の路線は、ご利用になれません

(道南いさりび鉄道線、青い森鉄道線※1、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道、北越急行線、しなの鉄道線、えちごトキめき鉄道線、あいの風とやま鉄道線※2、IRいしかわ鉄道線※3、伊勢鉄道線、京都丹後鉄道線、智頭急行線、土佐くろしお鉄道線及び肥薩おれんじ鉄道線等の他、JR線と直通運転をしている路線並びにJRバスもご利用になれません)。

別途、ご利用になる区間に有効な乗車券類が必要です。

※1 青い森鉄道線「青森~八戸」間・「青森~野辺地」間・「八戸~野辺地」間については、普通・快速列車の普通車自由席に乗車して通過利用する場合に限り、ご利用になれます。青森駅、野辺地駅、八戸駅に限り下車することができますが、以上の区間内で下車した場合、別に乗車区間の運賃が必要です。

※2 あいの風とやま鉄道線「高岡~富山」間については、普通列車の普通車自由席に乗車してJR線へ通過利用する場合に限り、ご利用になれます(乗車整理券・ライナー券が必要な列車をご利用になる場合、別に乗車整理券・ライナー券が必要です)。高岡駅、富山駅に限り途中下車できますが、「高岡~富山」間以外の区間を乗車した場合(区間内での下車、区間を越えて乗車等)は、別に全乗車区間の運賃が必要です。

※3 IRいしかわ鉄道線「金沢~津幡」間については、普通列車の普通車自由席に乗車してJR線へ通過利用する場合に限り、ご利用になれます。金沢駅、津幡駅に限り下車できますが、「金沢~津幡」間以外の区間を乗車した場合(区間内での下車、区間を越えて乗車等)は、別に全乗車区間の運賃が必要です。

秋の乗り放題パスで乗れる列車

原則として普通列車のみだが、特急に乗れる特例も

秋の乗り放題パスで乗れる列車は、原則として普通列車の自由席のみです。

新幹線、および、在来線の特急列車・急行列車に乗ることはできません。

秋の乗り放題パスを乗車券として、特急券等を買い足して乗ることもNGです。

ただし、一部例外的に利用できる特急列車があります。

なぜそのような例外があるかというと、例えば、石勝線の新得~新夕張のあいだは普通列車の運行がなく、特急列車しか走っていません。

そのため、救済処置として特急列車に乗れる特例を設けているのです。

詳細は、JRのニュースリリース(引用)をご覧ください▼

奥羽本線の「新青森~青森」間※4及び石勝線の「新得~新夕張」間は、特例として当該区間内相互発着の場合に限り、「秋の乗り放題パス」のみで特急・急行列車の普通車自由席にご乗車になれます。ただし、特例区間外にまたがって同一列車でご利用になる場合は、当該特急・急行列車乗車全区間の乗車券及び特急券または急行券が必要です。また、佐世保線の「早岐~佐世保」間及び宮崎空港線の「宮崎~宮崎空港」間に限り、特急列車の普通車自由席にご乗車になれます。

※4 「新青森~青森」間相互発着に限り全車指定席の普通・快速列車の普通車の空いている席も利用できます。

普通列車の指定席およびグリーン車自由席に乗れる

普通列車の指定席およびグリーン車自由席については、秋の乗り放題パスを乗車券として利用できるため、各料金券を買い足すことで乗車できます。

「べるもんた」「奥出雲おろち号」「○○のはなし」のように、普通・快速列車(全車指定席)として運行している観光列車であれば、指定席券を購入すれば乗れますよ!

詳細は、JRのニュースリリース(引用)をご覧ください▼

普通・快速列車の普通車指定席をご利用になる場合は別に座席指定券が、乗車整理料金やライナー券が必要な列車をご利用になる場合は別に料金が必要です。
なお、快速「マリンライナー」等のグリーン車指定席をご利用の場合は、乗車券及びグリーン券が必要となります。

 

秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券とは

本州と北海道のあいだの移動は、北海道新幹線が走る青函トンネルを通らなければなりません。

秋の乗り放題パスだけでは北海道新幹線に乗れませんが、救済措置として「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」を追加購入すれば、青函トンネルを通過できます。

秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券の利用区間と利用列車

「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」で乗車できる区間は、北海道新幹線「奥津軽いまべつ~木古内」のあいだと、及び、道南いさりび鉄道線「木古内~五稜郭」のあいだの普通列車です。

北海道新幹線は全列車、全席指定席ですが、空いている席に座って構いません。

道南いさりび鉄道線については、普通列車に乗車できます。

乗車日当日限り有効ですので、2日間にまたがる利用はできません。

秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券の料金

秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券の価格は次の通りです。

  • おとな 2,490円
  • こども 1,240円

秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券はこども料金の設定あり

秋の乗り放題パス(本体)と同じく、秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券にはこども料金の設定があり、おとな料金の半額となっています。

こども料金があるのは青春18きっぷよりも有利ですね。

秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券の注意点

秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券を、単体で利用することはできません。

必ず、通用日が重なる秋の乗り放題パス(本体)と一緒に利用してください。

道南いさりび鉄道線で途中下車はできません。

木古内~五稜郭のあいだを通過利用してください。

秋の乗り放題パスでJRホテルグループの宿泊特典あり

秋の乗り放題パスの利用者は、JRホテルグループの加盟ホテルで、宿泊料金の割引等の特典があります。

駅直結のホテルが多いので、鉄道の旅には便利です。

特典内容はホテルによって異なりますので、予約時に確認してください。

詳細は、JRのニュースリリース(引用)をご覧ください▼

秋の乗り放題パスご利用日にJRホテルグループの加盟ホテルに宿泊の場合、宿泊料金の割引等の特典が受けられます(一部を除く)。お客さまご自身で下記連絡先に予めお申込みのうえ、チェックイン時に秋の乗り放題パスをご提示ください。
連絡先:JRホテルグループ東京予約センター
TEL:03-5391-6916 平日9:30~17:00
※土休日は休業
※新型コロナウイルス感染症等の影響により、営業時間が変更になる場合があります。

 

秋の乗り放題パスと青春18きっぷの違い

「秋の青春18きっぷ」ともいわれるが…

秋の乗り放題パスは、利用できる対象路線、対象列車が青春18きっぷと似ていることから「秋の青春18きっぷ」と呼ばれることもあります。

しかしながら、ルールがまったく異なるところがあるので、勘違いしないように注意が必要です。

うっかり間違えてしまいそうな、秋の乗り放題パスと青春18きっぷの違いを解説します。

1枚のきっぷをシェアできない

青春18きっぷは、1枚(5回分)のきっぷを複数人でシェアできます。

一人で5日(回)使うこともできるし、5人で1日(回)使うこともできます。

対しまして、秋の乗り放題パスはシェアする使い方はできません。

購入者が一人で3日間つかうことが前提となります。

青春18きっぷは、5日連続で使ってもいいし、飛び飛び5日間で使うこともできます。

秋の乗り放題パスは、利用開始日から3日連続で使うことしかできません。

お勤めされている人は、3連休を確保しなければならず、使いにくいと感じられるかもしれません。

青春18きっぷは、いつ使うか決めてなくても、とりあえず買っておくことができます。

出かけたい日に駅の改札口で、日付のスタンプを押してもらえば、それでOKです。

秋の乗り放題パスは、購入するときに「いつから使うか」を決めなければなりません。

購入した後に予定が変わったりすると、払い戻しを受けなければならず、面倒です。

秋の乗り放題パスは事前購入せずに、利用当日に購入するほうが安全と言えるでしょう。

秋の乗り放題パスは自動改札機を通れる

地味だけど大きい、青春18きっぷとの違い。

それは、秋の乗り放題パスは自動改札機を通れるのです(2020年の発売分から)。

利用日が決まっているので、日付のスタンプを押してもらう必要もありません。

短い乗り換え時間のあいだに、改札を出てちょっとした買い物をしたり、駅舎を眺めに行ったりしたいとき。

青春18きっぷだと、いちいち有人改札へ行かねばならず、通路が混雑しているときはあきらめることもありました。

自動改札機を通れれば、そんなストレスから解放されますね!

ただし、秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券は自動改札機を通れない

秋の乗り放題パス(本体)は自動改札機を通れるのですが、秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券を併用する場合は通れません。

奥津軽いまべつ駅と木古内駅を利用する場合に限られますが、パス本体とオプション券を合わせて係員に提示しましょう。

秋の乗り放題パス[動画解説]

ながら見、ながら聞きでわかる!

秋の乗り放題パスの使い方、青春18きっぷとの違い(約16分)

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