毎月19日は一九会の日。関西の鉄道にちなんだ場所を訪ねるミニツアーを開催します。
今回は、かつて大阪市南部を走っていた「南海平野線」「阪和貨物線」「南海天王寺支線」の痕跡をめぐり、鉄道の記憶と街の変遷を体感します。
まず訪れるのは、南海平野線(1914年開業・1980年廃止)の跡。
現在の阪堺電車の今池駅から分岐し、平野区の中心部へと延びていた路線です。廃線跡は阪神高速道路松原線、地下鉄谷町線に転用されたため、当時の面影はほとんど残っていません。しかし、かつての終点「南海平野駅」の跡にはそれとわかる公園が整備され、周辺の商店街からは当時の「駅前」の雰囲気が感じられます。
次に向かうのは、阪和貨物線(1930年開業・2009年廃止)の跡。
阪和線の杉本町駅と関西本線の八尾駅をつないでいた貨物専用路線でした。一時期は旅客列車が走ったことがあり、和歌山・関西空港へのアクセス路線として期待されたこともありましたが、活用されることなく廃止に。関西本線とは加美駅付近で合流しており、そこから近い、国道25号線と線路が交差していた地点は今回の見どころです。廃線からそれほど年月が経っていないこともあり、線路跡の多くはほぼそのまま残っています。
昼食は、JR天王寺駅の改札外にある立ち食いそば店「南海そば」でひと休み。鉄道旅の定番だった「駅そば」ですが、どんどん数が減っていて、今や貴重な存在です。それにしても、南海電車が通じていないこの駅になぜ南海そばあるのか?
その答えは、かつて南海天王寺支線(1900年開業・1993年廃止)が乗り入れていたから。南海本線の天下茶屋駅と天王寺駅を結び、国鉄連絡の役目を担っていましたが、新今宮駅開業によって地位が低下。天下茶屋-今池の部分廃止を経て、全線が廃止されました。線路跡には建物ができつつありますが、細切れに空き地が残っています。公園になっている旧飛田本通駅の跡地は興味深いスポットです。
鉄道ファンはもちろん、街歩きや歴史探訪が好きな方にもおすすめです。鉄道の軌跡をたどりながら、隠れた名所を見つけましょう!




写真はイメージです
案内人
乗りテツ旅行会 ガイドの 洪、溝口 がご案内します。
『一九会@平野・天王寺-大阪市南部の廃線跡めぐり-』のご案内
開催日 | 2025年4月19日(土曜日) |
集合場所・時刻 | 大阪メトロ谷町線 平野駅 改札口前 10:00集合 |
解散場所・時刻 | 天下茶屋駅 14:30頃 解散 |
主な行程 | 谷町線平野駅…旧南海西平野駅…旧南海平野駅…旧阪和貨物線と国道25号線の立体交差跡…旧阪和貨物線と関西本線の分岐付近…新加美駅前…加美駅-< 【昼食】天王寺駅に今もある「南海そば」(立ち食い)で食事 天王寺駅…南海天王寺支線跡…旧飛田本通駅跡…阪堺電車今池駅前…天下茶屋駅にて解散(14:30頃) 歩行距離 合計約6km | 電車移動>→天王寺駅(12:30頃)
参加費 | 1,500円(消費税込み) ※乗りテツ旅行会の会員証提示で1,300円(本人のみ) |
その他の費用 | 交通費、飲食費が別途必要です。 きっぷは各自で購入してください。 ・加美~天王寺の電車運賃 180円 |
定員 | 20名 |
最小催行人員 | 開催日の7日前時点で、5名以下の場合は中止します |
重要なお知らせ | ▲このコースは全体で約6km歩きます。歩行に不安がある方、体調が優れない方は、参加をご遠慮ください。 |
その他 | ・途中合流、途中離脱できます。事前に担当者へお知らせください。 ・昼食を「南海そば」以外でとっていただいても結構です。 |
このイベントは乗りテツ旅行会メンバーのみ参加できます。まだメンバーになっていない方は、こちらのページで事前にメンバー登録をお願いします。
前日の正午に締め切ります
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参加のご案内〔すべてのイベント共通〕
