大井川鉄道の終点・井川駅へ静岡駅から路線バスを乗り継いで行く方法

東海道本線の金谷駅から北へと延びる大井川鉄道は、大井川本線と井川線を合わせた全線を往復すると所要時間が7時間にもおよぶとても長い路線です。その長い盲腸線の終点である井川駅と静岡駅をつなぐ路線バスがありますので、一筆書きで旅したい人におすすめです。

目次

静岡駅から大井川鉄道・井川駅へ路線バスを乗り継いで行く方法

なぜ鉄道ではなく路線バスを使うのか?

台風で被災し長らく一部不通となっていた井川線が、2017年3月11日に全線復旧しました(祝!)

私は井川線が復旧したらやってみたいことがありました。それは、井川線の終点である井川駅と静岡駅をつなぐ路線バスに乗ること。

大井川鉄道を金谷から井川まで全線乗ると、片道3時間強。折り返しの待ち時間などを含めると往復で7時間もかかってしまいます。鉄道が好きとはいえ、同じ線路をただ引き返すのは、私にはつまらなく思えるのです。

その不満を解消するのに役立つのが前述の路線バスです。

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静岡鉄道・新静岡駅/東海道本線・静岡駅~大井川鉄道・井川駅 乗り継ぎガイド

静岡駅~井川駅の地図

※地図上に示された経路はバスの経路と異なる場合があります。

運行経路と時刻表

静岡駅から井川駅へ直行するバスはありません。しずてつジャストライン(以下、しずてつバス)の安倍線の路線バスで横沢まで行き、静岡市が運行する井川地区自主運行バスに乗り換える必要があります。

静岡駅から井川駅までは乗り換え待ち時間を含めて3時間弱かかります。

朝と夕に1往復ずつ運行されていますが、大井川鉄道井川線の列車に接続できるのは次の上下各1便だけです(2017年3月26日ダイヤ改正後)。

下り(静岡駅前→井川駅前)平日ダイヤ

静岡駅前:8時05分発→六番:8時58分着/9時10分発→横沢:9時36分着/9時45分発→井川駅前:10時47分着
(井川駅:11時28分発の列車に接続)

下り(静岡駅前→井川駅前)土休日ダイヤ

静岡駅前:7時33分発→横沢:8時46分着/9時13分発→井川駅前:10時15分着
(井川駅:11時28分発の列車に接続)

上り(井川駅前→静岡駅前)平日ダイヤ

井川駅前:15時43分発→横沢:16時45分着/17時16分発→静岡駅前:18時27分着
(井川駅:15時26分着の列車に接続)

上り(井川駅前→静岡駅前)土休日ダイヤ

井川駅前:15時44分発→横沢:16時46分着/17時26分発→静岡駅前:18時37分着
(井川駅:15時26分着の列車に接続)

しずてつバスの乗り場

新静岡駅のバスのりば

安倍線は5番のりばです。

JR静岡駅前のバスのりば

安倍線は9番のりばです。

井川地区自主運行バスの乗り場

井川駅前のバスのりば

井川駅に通じる階段下にバス停のポールが立っています。

静岡駅→井川駅前の路線バス乗車記、を書くはずでしたが…

路線バスの情報を事前に調べ上げたうえで、3月28日に夜行バスで静岡駅にやってきました。静岡駅前発のしずてつバスに乗って横沢乗り換えで井川駅へと向かう魂胆です。

静岡駅に到着してすぐに安倍線のバス停をさがして時刻表をみてみると、おかしなことに気づきました。

「7時台のバスがない…(汗)」

なんと、2日前の3月26日にダイヤ改正があり、平日の7時台発のバスがなくなったのです。ただし、土曜・休日は存続しています。

間が悪いことに今日は平日。どうしようもありません。

予定を変更して列車で静岡駅から金谷駅へ向かうことにしました。

じつは、平日でも六番と横沢で乗り換えれば井川駅まで行くことができたのですが、あとの祭りでした。

ということで私の路線バス乗車記はありませんが、下記の記事に他の方の乗車記がありますので参考にしてくださいね。

参考記事> 静岡鉄道・新静岡駅/東海道本線・静岡駅~大井川鉄道・井川駅 乗り継ぎガイド

2017年3月26日バスダイヤ改正後の乗車報告

私は静岡駅前→井川駅前のバスに乗ることができませんでしたが、kiha25keiさんからメールで乗車報告をいただいたので、その内容を紹介します。

以下は、kiha25keiさんの乗車報告です。

静岡駅→井川駅のバス乗車経路・時刻表

JR静岡駅前
(9番のりば)
8:05発
▼116系統/安倍線・梅ヶ島温泉ゆき
運賃:740円
六番 8:58着
9:10発
▼119系統/安倍線・横沢ゆき
運賃:560円
横沢 9:36着
9:45発
▼静岡市井川地区自主運行バス・白樺荘ゆき
運賃:700円
井川駅前 10:47着
井川線 11:28発

静岡駅→井川駅のバス乗車記

平日は従来のJR静岡駅前7:44発「199系統/安倍線」横沢ゆきは廃止されており、その代わりに8:05発の116系統が「井川連絡」とフロントガラスにも掲示されています。

この道中で井川地区自主運行バスへ乗り継ぐか運転士から聞かれます。

途中の六番で降り、降りたバス停で暫く待つと、連絡の119系統の横沢ゆきが到着します。

なお、乗り継ぎが必要となったことにより、運賃計算が途中で打ち切りとなり、これまでよりやや運賃が高くなってしまいました。

終点の横沢に到着すると自主運行バスのワンボックスが既に止まっていますので、運転士に井川駅まで行く旨を伝え運賃700円を支払います(前払い)。

井川駅前には10:47に到着し11:28発の井川線は千頭ゆきに乗り継ぐことが出来ます。

井川駅での乗継時間は41分と改正前は1時間以上あったのが短縮されています。

しかも、季節運転の10:22発には乗り継ぐことが出来なくなりました。

なお、土休日は六番での乗り継ぎは不要で、静岡駅から横沢まで直接行くことができ、井川地区自主バスに乗り換えができます。

このほか、静岡駅から井川駅へは午後15時台に。井川駅から静岡駅へも午後15時台に出発するバスで乗り継ぎ向かうことが出来るようです。

詳細は静岡市のHP「井川地区自主運行バスについて(平成29年4月1日改正)」を見てみてください。

まとめ

大井川鉄道の井川駅と静岡駅を結ぶ路線バスは、2017年3月26日のダイヤ改正後、平日と土休日で大きく異なるダイヤとなりました。利用する際はしずてつジャストライン井川地区自主運行バス(静岡市)のホームページを十分チェックしてください。

大井川鉄道井川線の旅行記はこちら

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