2020年3月ダイヤ改正後のおすすめプランをご紹介します。一つ目は和歌山線と万葉まほろば線(桜井線)を通るコースです。
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モデルプランの乗車コース
早朝から深夜まで列車に乗りっぱなしのハードな大回りではなく、初めての方でも気軽にトライできそうなプランを考えてみました。目安としては、朝9時以降に始発駅を出発して夕方17時ころに目的駅に到着するコースとしました。
おすすめプラン(その1)は、大阪駅を朝10時少し前に出発して新大阪駅に夕方17時までに到着するプランです。一日楽しんで、運賃はたったの160円! 下の図の赤線のコースをたどります。
モデルプランの乗り継ぎ時刻表
※上記は2020年3月の時刻表をもとに作成しています。
このプランの楽しみ方
大阪市内と和歌山を結ぶ紀州路快速は4両編成。大阪市内~日根野は関空快速を併結するので乗り間違いにご注意ください。
阪和線の山中渓駅は桜の駅として有名です。
最初の乗り換え駅=和歌山駅で少し早めの昼食はいかが? 大阪駅で駅弁を買っておいて、ホームのベンチで食べてもいいですね。和歌山から奈良までは普通列車で3時間以上の長丁場。その気はなくても和歌山駅でトイレへ行っておくと安心です。
※和歌山駅の改札内の立ち食いそばの店は2軒とも閉店しました。
※2018年3月、和歌山線ホーム7・8番線に中間改札が新設されました。自動改札機のみで有人改札がないため、大回り乗車で乗り換える場合は、インターホンで駅員に連絡する必要があります。
和歌山線の車窓からは、天気が良ければ山や田んぼの美しい緑を楽しむことが出来るはず。外を眺めるのに飽きたら本を読んだりうたた寝したり。なにせ時間はたっぷりありますから(笑)
和歌山線・船戸駅と岩出駅のあいだで紀ノ川を渡ります。
地元の生徒さんによるペイントがユニーク。
和歌山線の227系電車はすべて横長のロングシート。車内で食事をしにくいのが難点。
和歌山線と万葉まほろば線の接続駅=高田駅では列車を乗り換える必要はありませんが、17分の長時間停車となります(14:03着/14:20発)。この間に駅のトイレへ行くことができます。ただし、改札内に売店はありません。
「万葉まほろば線」の愛称がついた桜井線は、その名のとおり万葉ゆかりの地をたどります。畝傍(うねび)、香具山、三輪などの駅名を見ると、日本史や古典の授業を思い出しそうです。
奈良駅ではこんな有名人のおもてなしがあるかも!?
奈良からは「みやこ路快速」に乗車。221系電車なら、横長のベンチシートではなく進行方向に向いたクロスシートなので景色も眺めやすいです。