乗りテツ旅行会メンバーの賀籠六 宏太(かごろく こうた)です。
今回は、私、賀籠六と関西地区在住の松尾さん、東海地方在住の菅沼さんと一緒に共同で企画した【天竜浜名湖鉄道転車台体験と岳南鉄道夜景電車の旅】のイベントレポートをさせて頂きます。よろしくお願いします。
今回は、JR東海が土日限定で発売されている【JR東海&16私鉄乗り☆鉄きっぷ】を利用して、2月の3連休を使い、東海地方での乗りテツイベントを提案しました。このイベントレポートでは、22日(土)に開催した静岡県内を軸として、人気の鉄道会社である『天竜浜名湖鉄道』と『岳南電車』の旅の様子を紹介します。当イベントは、主催者入れて総勢15名の参加者が参加されました。地元中部地方のの参加者だけでなく、関東地方や関西地方の参加者もいらっしゃり盛大にイベントが催しされました。
イベント当日は、大寒波到来という悪天候の予報があったので、参加者が集合場所に辿り着けるか不安ではありましたが、全員ほぼ遅れることなく集合場所に辿り着きイベントが開催されました。
今回のイベントでは、JR浜松駅と天竜浜名湖鉄道掛川駅の2か所に集合場所を設けて、転車台体験を行う天竜二俣駅で参加者全員が合流をする形にしました。
浜松駅集合の参加者は、浜松駅最寄りの新浜松駅から遠州鉄道で終点の西鹿島駅まで行き、ここで天竜浜名湖鉄道に乗り換えて天竜二俣駅まで向かいました。

もう一方の集合場所である、掛川駅からは天竜浜名湖鉄道に揺られて1時間程乗車して、天竜二俣駅まで向かいました。道中は、大寒波の影響かぼた雪がちらつき、茶畑の中、雪が降っているという珍しい風景を見ることができました。
天竜二俣駅で、参加者全員が合流して今回のメインイベントの1つである『転車台乗車体験』に参加しました。3連休と、イベント直前にテレビ番組にも取り上げられた影響もあり、転車台乗車体験の参加者は、超満員でした。普段は、50名程が定員なのですが、参加した日は定員をはるかにオーバーする70名以上の参加者で大盛況でした。参加者の方は、全員個々に予約されていたのでよかったのですが、予約されていない方がいた場合は参加できない方もいらっしゃったかと思うと、安堵しました。

まずは、転車台乗車体験をするため列車に乗り込み天竜二俣駅ホームを出発しました。一旦構内に侵入すると、列車は300メートルほど走り停車。そこで、運転手が反対側に移動し再出発。そして、洗車機に入りました。当日は、大寒波の影響で片側の洗浄水が凍結して、水が出ないというハプニングが発生しました。
しかし、参加者の方々は珍しい光景にその状態を楽しんでいるようでした。
そして、扇形車庫がある転車台の中に列車は侵入しました。実際に乗った列車が転車台の中をグルグル回るという非日常体験に参加者の方々は興奮していました。そして、扇形車庫内にある簡易乗降場で列車を下車。列車を降りると、なんと吹雪に遭遇。歴史的な扇形車庫と転車台と吹雪が幻想的な風景で、とても綺麗でした。この時ばかりは、大寒波の天候に感謝を述べたいと思いました。

転車台の見学を終えたあとは、車庫に併設されている天浜線記念館を見学。天浜線で当時使われていた鉄道の遺構などが数多く展示されていました。また、かつて使われていた機関士や運転手が使用していた大浴場も見学。40分の転車台乗車体験はとても充実した時間を過ごすことができました。

天竜二俣駅で記念撮影後は、昼食を食べたのち天浜線に乗って浜名湖佐久米駅でのゆりかもめとのふれあい体験の予定をしていましたが、鳥が苦手の参加者もいらっしゃることで、吉原駅からの岳南鉄道夜景電車の発車時刻まで各自自由行動としました。
ほとんどの参加者は、浜名湖佐久米駅で下車して、冬にシベリア方面から日本に越冬してきたゆりかもめに餌をやるなど、浜名湖の冬の風物詩であるゆりかもめとのふれあい体験を楽しんでいました。チャットに届いた写真では、ゆりかもめが頭の上に載っていたのでかなり楽しまれたような印象でした。


私は、実は2年前にゆりかもめとのふれあい体験をした経験があったので、浜名湖佐久米駅では降りずに、終点の新所原駅まで乗車。朝は、掛川駅から天浜線に乗ったので終点まで走破したことになりました。新所原駅では、駅構内にある浜名湖産のうなぎの弁当が頂けるお店でうなぎのたれをたっぷり塗って焼いた名物の焼きおにぎりと地元の三ケ日みかんを購入しました。時間あるときに、頂いたのですが、おにぎりはほんのりうなぎの味もして香ばしい味で美味しく、みかんはとても甘く飽きがこない味でどちらも美味しく頂きました。
新所原駅からは、JR東海道線でひたすら東へ約2時間半の移動。途中、富士山も拝むことができよかったです。集合時間より、早めに吉原駅に到着したのでせっかくなので、本吉原駅まで岳南電車に乗ってきました。本吉原駅は、駅のプラットホームとホーム上屋が国の登録有形文化財に指定されている駅であり、同じく駅舎を訪問している観光客とも遭遇しました。本吉原駅で引き返し、集合場所の吉原駅に戻りました。

吉原駅からは、もう1つのメインイベントの『岳南電車夜景電車』に乗ってきました。しかし、このイベントが予想以上に大盛況で夜景電車に乗るためのチケットは早急に完売。参加者の方も、私含めて3名程しか購入できなかったようで、
キャンセル待ちがあるか駅員にも尋ねていましたが、キャンセル待ちはないとのこと。
ただ、列車が2両編成で1両の明かりを消して夜景電車にしているとのことでもう1両は誰でも乗車可能とのことが救いでした。実際に、スピーカーからガイドも聞こえていたようで、一般車両でも堪能することができたようです。

往路は、まだ夕暮れ間近だったのであまり夜景を綺麗に見ることができませんでしたが、復路は、綺麗に富士の工場夜景を見ることができました。

吉原駅で、イベントは一旦解散。私は、翌日もJR東海&16私鉄乗り☆鉄きっぷを使ったイベントに参加するため富士駅近くにあるホテルに宿泊しました。今回は、宿を抑えていたので、チェックイン後富士駅近辺で宿を抑えた有志の方同志でお酒を飲みながら夕食。富士宮やきそばや黒はんぺんなど静岡の地のものを堪能しました。
今回のイベントでは、中部・関東・関西地区から大勢の参加者に来ていただき乗りテツ旅を楽しむことができました。参加して頂いた皆さんありがとうございました。
翌日は、愛知県・岐阜県をメインに第三セクター鉄道である【愛知環状鉄道】、【明知鉄道】、【城北線】に乗る乗りテツ旅を実施しました。併せてこちらもご覧ください。

賀籠六 宏太 寄稿