乗りテツ旅行会のイベント「武豊線半田駅から名鉄碧南駅へ歩こう!」。2023年3月4日開催、参加6名。
JR武豊線の半田駅から、約8kmはなれた名鉄三河線の終点・碧南(へきなん)駅まで歩きました。
途中、貨物駅があったり、海底人道トンネルを歩いたり、名鉄三河線の廃線跡に出会ったりと、変化に富んだ面白いコースでした。
ツアーの様子を写真で振り返ります!
武豊線半田駅から名鉄碧南駅へ歩こう コース地図
コース | JR半田駅(駅前にC11保存)→衣浦(きぬうら)臨海鉄道 半田埠頭駅→衣浦トンネル人道→碧南レールパーク(名鉄三河線廃線跡)→名鉄碧南駅 |
歩行距離 | 約8.0km |
所要時間 | 3時間00分程度 |
イベントレポート
【スタート】JR半田駅 13時00分出発
今回のスタート地点、武豊線の半田駅。
高架化工事の真っ最中で、仮駅舎での営業でした。現役最古・築110年の跨線橋も、すでに撤去されていました。
半田駅のすぐそばに保存されている C11-265号機 の前で記念撮影。
半田運河 13時15分ごろ
知多半島には、醤油・味噌・酢の醸造所がたくさんあります。
味ぽんで有名なミツカンも、半田に本社があるんですね。半田運河の両岸に、モダンなデザインの蔵が並んでいました。
運河沿いに港のほうへ歩いていくと、前方に鉄橋が見えてきました。
緑色の鉄橋が、衣浦(きぬうら)臨海鉄道の橋りょうです。単線、非電化。
衣浦臨海鉄道 半田埠頭駅 14時00分ごろ
県道265号線をまたぐガーダー橋。
衣浦臨海鉄道の踏切。
踏切の向こう側は私有地のため、立ち入り禁止となっています。
踏切から東成岩(ひがしならわ)方向を望む(上の写真▲)。
踏切から半田埠頭駅方向を望む(上の写真▲)。
左側の車庫から、見覚えのある車体がはみ出してますね~
別アングル。手前のタンクが邪魔だなー(公道上から撮影しています)。
半田埠頭駅の構内風景。車掌室を転用した青い小屋がありました(公道上から撮影しています)。
線路上に貨車がいなかったのは残念でしたが、それでも楽しく見てまわれました。
半田緑地公園 14時20分ごろ
港付近をあるく参加者たち。
半田緑地公園にある展望台。
ここで行程の半分ということで、10分ほど休憩タイムにしました。
衣浦トンネル人道 半田入口 14時40分ごろ
衣浦トンネルは、衣浦港をくぐる海底トンネルです。
下関-門司の関門トンネルのように、車道と別に人道トンネルが設けられています。
車道は有料道路ですが、人道は通行無料。
対岸にも展望台があります。
ここはエレベーターがないため、歩いて上り下りしなければなりません。
一番底は地下11階! といっても、一般的なビルなら6階程度の高低差です。
中央部が下がっているため、前半はゆるやかに下り、後半は上りとなります。
人の気配はまったくないですが、スピーカーからラジオ放送が流れていて反響しています。
夜中にひとりで通るのは恐怖でしかない!
トンネル中央の表示。階段部を除く長さは480メートルあるようです。
半田市と碧南市の市境の表示はありませんでした。
衣浦トンネル人道 碧南入口 14時55分ごろ
地上に出てきたところ。途中、われわれ以外の人とすれ違うことはありませんでした。
碧南側の展望台から、さっきまでいた半田市を望む。
旧玉津浦駅 15時30分ごろ
陸上競技場のトラックみたいに整備されている「碧南レールパーク」。
2004年に碧南-吉良吉田が廃止された、名鉄三河線跡を利用した遊歩道です。
ホームを模した構築物は、当時のものではなさそうですね。
当駅から分岐する大浜臨港線運送専用線もあったそうです。が、1959年の伊勢湾台風で被災し、廃線となっています。
名鉄三河線と大浜臨港線運送専用線の分岐を示す白線。
碧南レールパーク 大浜口広場 15時40分ごろ
遊歩道の入り口。
廃止区間の説明板やモニュメントが配置されていました。
【ゴール】碧南駅 15時50分到着
終端の先に残された枕木。かつての本線だろうか。
半田駅からちょうど3時間ほどで、碧南駅到着。
少々、距離が長かったですが、健脚の皆さんでよかったです。お疲れ様でした!
参加者の感想
「武豊線半田駅から名鉄碧南駅へ歩こう」に参加した皆さんの感想を紹介します。
※ 顔アイコンはイメージであり、回答者本人とは無関係です。
貴重な海底トンネルを歩いて通れて良かったです。また衣浦臨海鉄道も行きたいと思っていてもなかなか1人では行かないような所なので楽しかったです。ツアーを組んでいただきありがとうございました。(奈良県・小西孝之 さん)
初めての所へ行けてよかった。(大阪府・もーたくん)