運行再開した南海高師浜線と浜寺公園の豆汽車に乗りました|2024年4月19日

乗りテツ旅行会の溝口駅長です。

毎月19日は一九会(いっきゅうかい)の日と称して、乗りテツ旅行会のランチ会を開催しています。

2024年4月の一九会は、4月6日に羽衣駅付近の高架化工事が完了して運行再開したばかりの、南海高師浜線を乗りに行きました。

それだけだとあっという間に終わってしまうので、浜寺公園駅の駅舎カフェでランチして、浜寺公園のなかを走る豆汽車も美って来ました。

目次

運行再開した南海高師浜線に乗車

南海高師浜線は、2021年5月22日から2024年4月5日まで全線で運休し、バス代行輸送が行われていました。

その理由は、南海本線の羽衣駅付近で連続立体交差事業の工事があったから。工事期間を短縮するため、運行を止めて集中工事をおこなったのです。

高師浜線の列車は、羽衣駅3番ホームを発着します。

真新しいホームに、2両編成の列車が待っていました。

高師浜までわずか2駅。乗車時間は3分です。

ステンドグラスと三角屋根が印象的な、南海高師浜駅の駅舎

短い支線の終着駅とは思えない、瀟洒なつくりの駅舎です。

参加メンバー11人が集まって記念撮影。

となりの伽羅橋(きゃらばし)駅まで600メートルしかないので、散歩がてら歩きました。

きゃらばし、難読駅名ですね。読めても書くことはできません。

道すがら、「高師浜線は、どうして廃止されなかったんだろう?」という話に。

利益に貢献する路線ではなさそうだけど、南海にとっては無くせない事情があるのでしょうか? 答えは不明です。

名建築家・辰野金吾が手掛けた浜寺公園駅の駅舎

次の目的地は、浜寺公園駅。

東京駅丸の内駅舎や奈良ホテルなど、数々の名建築で知られる辰野金吾が手掛けた木造駅舎が有名です。しかし、高架化工事に伴って建物ごと移設され、現役の駅舎ではなくなりました。

現在は、カフェやギャラリーとして利用されています。

駅舎カフェでランチ

ということで、今回のランチは「カフェ駅舎」を利用。

リーズナブルなお値段で、食事を楽しめます。

駅舎内は天井が高くて、洋館の趣があります。

高くて大きな窓と、ひし形の窓枠がレトロモダンな雰囲気を醸し出しています。

ねこの置き物もかわいい。

浜寺公園の豆汽車と交通遊園の保存車両を楽しむ

昼食後、浜寺公園の園内へ。

お目当ては、園内を走る「子供汽車」。

SL型の機関車は、蒸気ではなくてディーゼルですが、しっかりしたデザイン。

それもそのはずで、南海電鉄の前身である「阪堺鉄道」の機関車「浪花号」を復刻したものだそう。

豆汽車に揺られて交通遊園へ。

ここには、蒸気機関車D51、阪堺電車モ121形130号、南海ラピートの先頭部分が展示されています。

D51の前で記念撮影。みんな笑顔です!

「日露友好之像」を見る

交通遊園のすぐ近くに「日露友好之像」があります。

日露戦争当時、この付近にロシア兵の捕虜収容所があったことを記念したものだそうです。

石碑には、内閣総理大臣 小泉純一郎と、ロシア連邦大統領 プーチンの名が刻まれています。

プーチンの主導でウクライナ紛争が起きている現在においては、友好の文字に真実味はなさそうです。

このあと、園内を歩いて浜寺公園駅まで戻って、解散。

私は阪堺電車に乗って天王寺まで帰りました。

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