乗りテツなら楽勝かも!? 国内旅行業務取扱管理者試験

先日9月7日に国内旅行業務取扱管理者試験を初受験してきました。通信教育のユーキャンの解答速報で自己採点してみたら、どうやら合格してそう! あとはマークミスがないことを祈るばかりです。

今回なぜ「国内旅行業務取扱管理者試験」を受験したのかというと、自分の旅行知識を客観的に示すのに使えると思ったからです。今後もあるかどうかわかりませんが、鉄道講座講師をするときに自己紹介で「鉄道マニア」とだけいうよりも「国内旅行業務取扱管理者を取得」と言えたほうが信頼してもらえるかな、と考えたのがきっかけでした。 なによりも、出題内容が乗りテツの私には簡単だったことが幸いでした。

目次

試験の概要

では、「旅行業務取扱管理者試験」がどういう試験なのか、簡単に説明します。

  • 国内旅行を対象とする「国内旅行業務取扱管理者試験」と国内・海外すべての旅行を対象とする「総合旅行業務取扱管理者試験」があります。
  • それぞれ別の試験日程のため、併願することもできます。試験は年1回の実施です。
  • 旅行業で唯一の国家資格です。国家資格なので履歴書にも書けます。
  • 難易度は「国内」の方が易しめです。
  • 「国内」の出題範囲は、1)法令 2)約款 3)国内実務 の3科目。3科目とも60点以上で合格。
  • 問題はすべて四者択一のマークシート方式。
  • 試験時間は2時間。3科目合計で約90問を解答します。

このうち、3)国内実務は「国内運賃料金」と「国内観光地理」の分野から出題されます。「国内運賃料金」はほとんどがJRの運賃・料金に関するものですから、乗りテツならすでに知っている内容がほとんどです。

「国内観光地理」はJRの路線・駅名や有名な観光地・温泉地が頭に入っていれば、完璧に知らなくても消去法で正解を導けると思います。

1)法令 と 2)約款 はイチから勉強しなければなりませんが、薄めの参考書の読み込みと過去問題の内容を覚えるくらい繰り返し解けば事足ります。私が使った参考書はオーム社の「らくらく解ける 国内旅行業務取扱管理者 必勝問題集」です。

編集:トラベル&コンダクターカレッジ
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過去問題と解答は「全国旅行業協会」のホームページからダウンロードすることができます。過去10年分掲載されていますが、直近の5年分を見ておけば十分です。

私の学習法

私の場合、出願した7月から勉強を始めて、週2日くらい2時間ずつ問題を解きながら学習しました。

得意の国内実務は問題を解くのがとても楽しかったのですが、改めて勉強するまでもないと見切ってからは、法令と約款の勉強に集中しました。

法令と約款は、お役所的な独特の言い回しがあって、問題を読んだだけで眠くなるくらいつまらなかったです。でも、毎年似たような問題が繰り返し出ていることがわかったので、頻出問題を覚えるくらい繰り返し解いてクリアしました。

「旅行業務取扱管理者」の勉強をイチから始める人にとって、JRの運賃・料金計算でつまづくことが多いようです。運賃計算で言えば、本州3社とそれ以外の会社にまたがったり、幹線と地方交通線にまたがったり、他にもいろんなパターンがあるので初学者にはわかりにくいのでしょう。それを知っている乗りテツにはアドバンテージがあるといえそうです。

まとめ

JRの運賃・料金計算の知識があって日本全国の地理に精通している乗りテツにとって、「国内旅行業務取扱管理者」は一般の受験者に比べると新たに勉強する事柄が少なくて済むので、狙い目の資格と言えます。 海外からの訪日客が急増するなど、国内旅行が活況を呈しています。旅行業の資格を持っておくと、これから何かの役に立つかもしれません。興味が湧いた乗りテツさん! 来年チャレンジしてみませんか?

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