青い海が見たくなったらこの路線|大回り乗車でおすすめのオーシャンビューはここだ!【東京・大阪編】

広くて青い海を眺めていると、それだけで気分が解放されてすがすがしい気持ちになりませんか? 都市に暮らしていると海は遠い存在ですが、ときには海を見るためにわざわざ出かけてみてはいかがでしょう。それも格安で行ければ言うことなしですね(笑)。ということで、大回り乗車の車窓や駅のホームから海が見える=オーシャンビューの路線を紹介します。

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目次

東京近郊区間で海が見える路線

内房線・外房線

木更津駅に停車中の内房線列車
木更津駅に停車中の内房線列車

東京近郊区間で海が見える路線といえば、房総半島をぐるりとまわる内房線外房線が一番に挙がります。

海岸線に沿って走る区間がとても長いので、オーシャンビューの車窓を楽しむ旅にはうってつけです。

難点は、房総半島をまわるのに5時間ほどかかること。

関東西部や北部からだと千葉駅や蘇我駅まで行くのに時間がかかるので、気軽には行きにくいかもしれません。

内房線・浜金谷駅近くの海岸
内房線・浜金谷駅近くの海岸

しかし、こんな素晴らしい景色が待っているのですから、少し気合を入れて、早起きして行ってみましょう!

早朝の列車で千葉へ向かい、海辺の朝の空気を感じてみてはいかがでしょうか。

対岸に雪を頂いた富士がうっすらと見えました。写真だとわかりにくいですが(苦笑)

京葉線

もっと都心近くで海が見える路線というと、東京駅地下ホームから幕張、浦安、東京ディズニーランドの最寄り駅の舞浜へアクセスする京葉線があります。

ほぼ全線が東京湾沿いを走るだけでなく、高架線で見晴らしがいいのもポイントです。

東京駅を発車するとしばらく地下を走りますが、新木場駅の手前で地上に出ます。葛西臨海公園に着く前に、荒川の河口を渡るのでそのときに東京湾を見ることができます。

新浦安〜市川塩浜間では東京湾にじかに接するところがあったり、千葉みなと〜蘇我のあいだでは工場地帯の向こうに千葉港が見えたりと、断続的に海が目に入ってきます。

根岸線

横浜駅から桜木町、根岸、新杉田を経由して大船駅に至る根岸線では、横浜らしい港の景観が楽しめます。

海が直接見えなくても、ランドマークタワーや横浜ベイブリッジ、横浜スタジアムなど、車窓から横浜らしさを感じられるのも魅力的です。

山手〜新杉田のあいだでは、精油所などの工場越しに横浜港を望むことができます。

【番外】鶴見線

鶴見線の終端駅である海芝浦(うみしばうら)駅は、港の岸壁の上にホームがある、まさに海に一番近い駅。

行き止まりの駅なので大回り乗車では行きにくいけれど、一度は訪ねてみてほしい駅です。

この駅は東芝の工場敷地内にあるので、東芝の関係者以外は原則的に改札口を出られないことでも有名ですね。

【選外】伊東線

なお、東京近郊区間ではこのほかに、東海道本線の湯河原付近や伊東線からも海が見えますが、東京方面からの大回り乗車の環状経路に入らないため選外としました。

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大阪近郊区間で海または湖が見える路線

山陽本線(JR神戸線)・須磨~朝霧間

山陽本線の須磨~塩屋のあいだは、大阪湾の海岸沿いを線路が通っているので車窓の片側が全面オーシャンビュー!

普通・快速・新快速が頻繁に往来する区間なので、その気になればいつでも訪れることができます。

新快速・イメージ
新快速・イメージ

といっても、この区間を大回り乗車で通るには加古川線と福知山線をまわらなければなりませんが。

垂水駅付近でいったん海から離れますが、明石海峡大橋が真上をまたぐ舞子駅から朝霧駅のあいだで、明石海峡と対岸の淡路島を眺めることができます。

橋でつながっているので淡路島がすぐ近くのように感じますが、それは目の錯覚(笑)

明石海峡大橋の全長は3,911m、主塔の高さは298.3mという巨大スケールで、現在も世界最長の吊り橋であり続けています。

海の上には、大小さまざまな船が行き交っていたり、小さな漁船がぽつぽつと浮かんでいるのが見えたりと、結構にぎやかで見飽きません。

この素晴らしい眺めの海沿いを、新快速だと5~6分で通過してしまうのはちょっと残念です。

もし時間があれば、普通列車か快速列車に乗り換えてみたり、須磨駅のホームでしばし海を眺めてみるのもおすすめです。

塩屋駅や朝霧駅は、海に近いのですがホームからの眺望はキビシイです。

余談ですが、この区間は山陽電鉄が山側を並走しているので、電車好きにはそちらも気になることでしょう(笑)

湖西線

海ではないけれど、広大な水面が見えるということなら湖西線がおすすめです。

北陸本線や東海道本線(JR琵琶湖線)からも琵琶湖がチラッと見えるところがありますが、湖西線の眺めにはかないません。

日本最大の湖=琵琶湖の湖岸を走る列車からの眺めは、海と言ってもおかしくないほど。

ほぼ全線を高架橋か高台を走るため、湖岸から離れても見晴らしは良好です。

京都・大阪方面から新快速が乗り入れているので、いつでもアクセスしやすいのもうれしいポイント。

冬の湖北は雪景色も楽しめます。

【番外】関西空港線・りんくうタウン~関西空港

海上にある関西国際空港への連絡橋を渡る関西空港線は、進行方向の右も左も海!

しかし、行き止まりの路線なので大回り乗車では行きにくいのが難点です。

関西空港駅のJRきっぷ売り場
関西空港駅のJRきっぷ売り場

まとめ

大回り乗車なら気軽に海や湖の景色を眺めに出かけることができます。海が見られる路線・区間は限られますが、季節や時間帯で海の表情は変わるものです。通い慣れたら朝焼けや夕焼けを狙って出かけてみてはいかがでしょうか。

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