阪急・阪神・神戸高速線が一日乗り降り自由のフリーきっぷ「阪急阪神1dayパス」の買い方・使い方をくわしく紹介します。どれだけ乗れば元が取れるかについても解説します。
[2023年度]阪急阪神1dayパスの発売期間と有効期間
[2023年度]阪急阪神1dayパスの発売期間は、2023年4月1日(土)~2024年3月31日(日)です。
有効期間は、発売期間と同一です。
2024年4月1日以降の利用、および、払い戻しを受けることはできません。
阪急阪神1dayパスの価格
「阪急阪神1dayパス」は、阪急線や阪神線はもちろん、神戸高速線も全線利用できるきっぷです。
1日じゅう乗り降り自由。大人は1300円、子供は650円です。
阪急阪神1dayパスの発売場所
阪急阪神1dayパスは、対象エリア内の駅で発売されています。
ただし、天津橋筋六丁目駅と神戸高速線の西代駅、湊川駅では購入できません。
駅窓口、駅長室、ご案内カウンターなどで購入できます。くわしくは駅でお尋ねください。
自動券売機で買えますか?
2023年度に発売中の阪急阪神1dayパスは、自動券売機で購入できません。
窓口で、駅員から購入することになります。
2024年度(2024年4月1日)以降の発売分については、その時点でご確認ください。
事前購入できますか?
阪急阪神1dayパスは、磁気カードタイプのきっぷです。
きっぷの効力は、自動改札機に投入した当日一日限りが有効となります。日付をまたぐ場合は、最終列車まで利用できます。
利用当日だけでなく、前日までに購入しておくこともできます。自動改札機に通さずに、未使用の状態にしておけばいつでも使えます。
ただし、阪急阪神1dayパスには使用期限があります。2023年度版の場合は2024年3月31日が期限となりますので、それまでに使いましょう。
払い戻しはできますか?
阪急阪神1dayパスは、有効期間内(2023年度版の場合は2024年3月31日まで)で未使用の場合に限って、払い戻しを受けられます。
払い戻しを受けるには、購入した窓口へ行って手続きしてください。その際、手数料を差し引かれた金額が返金されます。
阪急阪神1dayパスで乗れる路線・エリア
このきっぷは乗り放題のエリアが広いため、使い方次第でかなりお得に利用できます。
適用エリアは、京阪神の広範囲におよびます。大阪都心を走る阪神なんば線や、神戸の中心部を通る神戸高速鉄道線も利用できるので、お仕事にもお出かけにも重宝します。
上の図は阪急電鉄の路線図です。能勢電鉄は阪急阪神1dayパスのエリア外となります。
能勢電鉄、山陽電鉄、大阪メトロは乗れますか?
阪急・阪神・神戸高速線と、同一改札内で乗り換え可能な他社路線である、能勢電鉄、山陽電鉄、大阪メトロには乗れるのでしょうか?
残念ながらエリア外となるため乗れません。お間違えの無いように!
うっかり乗り越してしまった場合は、乗り越した区間の運賃を精算してください。自動精算機で精算できない場合は、駅員に申し出てください。
阪急阪神1dayパスで元を取るには
阪急・阪神は、通常運賃が比較的安価なため、使い方によっては1dayパスのほうが割高になるかもしれません。
損益分岐点を把握するため、主な区間の片道運賃を調べてみました。
上の表は、2024年1月現在の大人片道運賃です。
具体的な例として、阪急電車で大阪梅田から京都河原町までの片道運賃は410円。往復しても820円です。
これだけだと、1dayパスの大人料金1,300円に届かないため損になります。
途中下車を何度もしたり、宝塚や神戸方面にも足を延ばしたりすれば、損益ラインを超えるのはカンタンでしょう。
大阪難波へ行く場合も、地下鉄を使わずに阪神なんば線を利用すればお得です。遠回りになるかもしれませんが、乗りテツにとっては面白いコースといえます。
阪急阪神1dayパスの使い方 まとめ
阪急阪神1dayパスは、京阪神のお出かけに便利でお得な乗り放題きっぷです。
しっかり計画して使い込めば、通常運賃の半額以下で利用することもできちゃいます。
関西の魅力的な街、京都、大阪、神戸へ。このきっぷを活用して楽しんでください!