鉄道趣味で人生を豊かに! 溝口駅長です。
紙の時刻表、買ってますか? 溝口駅長の場合、近年は、大改正がある3月号しか買ってません。
旅行の時は小型版を買うこともありますが、スマホアプリの手軽さには敵いません。
それでも、紙の時刻表は必要ですし、無くなっていいとは思いません。その理由とは?
いまでも紙の時刻表を買う理由
スマホの乗り換え検索が主流となった現在においても、紙の時刻表は、鉄道趣味を豊かにするツールであることに変わりありません。
かつてのように、在来線の特急、急行列車や夜行列車が、抜きつ抜かれつしながら走る様を、時刻表上で想像する楽しみは減りました。
新幹線が全国に延びたことで、在来線の優等列車が少なくなりましたし、ダイヤも整然とパターン化されてしまって。思わぬ発見に興奮することもなくなりました。
もちろん、しっかりと探せば、面白い列車ダイヤはあると思います。
熱心な時刻表テツの方から「まだまだ紙の時刻表は面白いゾ!」とお叱りを受けるかもしれません。
とはいえ、鉄道ファンであっても「紙の大型時刻表を買うのは3月の大改正のときだけ」という人は多いようです。
あとは、旅行するタイミングで、持ち運びに適した小型時刻表を買うという意見もよく聞きます。私もその一人です。
正直に言うと、旅行前にネットで調べて印刷しておけば事足りるのですが、それでもやっぱり、手元に時刻表があると安心なんですよね。
お守りみたいな感じで、とりあえず持っておきたい。
それに、あればあったで、暇なときに時刻表を開いて脳内旅行できるので。
スマホが電池切れでも慌てなくて済みますしね。
紙の時刻表はオワコンだなあと思うところ
紙の時刻表が敬遠される一番の理由は、重たくてかさばるところです。
旅行カバンに入れると、場所をとるし、ずっしりと重さを感じます。
それと、有料であること。
一冊1,300円以上の価格は、雑誌としては安くありません。
無料でサクッと使えるスマホアプリが、やっぱり便利です。
さらに、リアルタイムで運行状況を確認できるところは、アナログの時刻表ではどうやっても太刀打ちできません。
利便性だけでいえば、紙の時刻表はオワコンだと言われても仕方ないな~と感じます。
時刻表にも愛読者がいる
それでも、紙の時刻表がなくなっていいとは思いません。
年に一冊しか買わないとしても、それでも紙の時刻表を買っている人は一定数いるわけです。
令和の時代になっても「鉄道の「時刻表」にも愛読者がいる。」(宮脇俊三著「時刻表2万キロ」の冒頭の一節より)のは間違いありません。
JTBと交通新聞社の2社から発売が続いているのも、法人と個人の需要があるからでしょう。
個人の購入は、趣味の要素が強いと思います。
ダイヤ全体を俯瞰で見られる点は、紙の時刻表ならではのメリットであり、研究対象として読み込む醍醐味があります。
これからも廃れることなく、発行を続けてもらいたいです。
次回の購入はいつ?
2024年3月16日に北陸新幹線が敦賀まで延伸開業するため、北陸本線(3月16日から第三セクターの「ハピラインふくい」等へ移管)の時刻表が大きく変わります。
新しいダイヤが掲載される3月号が楽しみですね。もちろん、購入するつもりです。
熱心な鉄道ファンのなかには、金沢まで走る特急サンダーバード、しらさぎの最後のダイヤが記された2月号も、手元に残しておきたいとお考えかもしれません。
3月に旅行を計画しているなら、前半と後半で時刻表が変わるため、2月号と3月号の両方買っておくと安心です。