テレビ東京の人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のマネをして、大阪駅から京都駅まで路線バスだけを使って何時間で行けるかを、ひとりで検証してみました。実際に路線バス乗り継ぎの旅をやってみた記録と、帰宅後にネットで調べてわかった正解ルートを解説いたします。
テレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」っておもしろいよね
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」とは
テレビ東京の人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』。
太川陽介さんと蛭子能収さんという異色のコンビに、女性ゲスト(マドンナ)を1名加えた3人が、3泊4日の日程内に路線バスを乗り継いで目的地を目指します(残念ながら2017年1月2日の放送回で太川・蛭子コンビはラストだったそうですが)。
- 移動手段は路線バスか徒歩のみ
- インターネットでの情報収集は禁止
という厳しいルールが課されているため、時には目的地に着くことができずに終了するというガチさがウケています。
自分はやらない…ハズでしたが
路線バスの旅が好きな私にとって興味深いこの番組ですが、あくまで一人の視聴者として傍観しているだけでした。
そんなある日、とある方から
「大阪から京都まで路線バスだけで行くとしたらどんな行き方があるんでしょうね。」
と聞かれて、そういえばちゃんと調べたことがないことに気づきました。
頭の中では、「ああ行って、こう行けば、多分あそこにつながるハズ…」という見当はつくのですが、本当のところはわかりません。
それじゃあネットで調べてみようかと思ったのですが
「どうせなら実際にやったほうが面白いよね?」
ということで、ふりだしの大阪駅に向かいました。
私の路線バス乗り継ぎ旅のルール
テレビ番組と同じルールを適用します。
当然のことながら、事前にインターネットで情報収集はしていません。
地図だけはスマートフォンの使用を認めますが、それ以外の機能は使わないことにします。
スタート地点は大阪駅。ゴール地点は京都駅とします。
仮説|大阪駅から京都駅までの路線バス旅ルート予想
大阪駅から京都駅へ路線バスだけで行くとしたら、どんなルートが考えられるでしょうか。
鉄道であれば、
- JR京都線
- 阪急京都線
- 京阪本線
- JR学研都市線(片町線)
- 近鉄京都線
- JR奈良線
を使えば京都方面へ行くことができます。
なので、これらの路線の駅を相互につなぐ路線バスを使ってジグザグに北上していけば、いずれ京都に着けるだろうと推測しました。
問題はどこで府境を越えられるか?
その答えは持たないまま、ふりだしの大阪駅に向かいました。
前日は大阪でも雪が降ったほどの寒い日で、「わざわざこんな日に出かけることはないのに」と思いながらも、使い捨てカイロを二個持っての出立です。
ふりだしの大阪駅を朝10時にスタート
大阪市バスと阪急バス、どっちを選ぶ?
2017年1月16日(月)午前10時、ふりだしの大阪駅にやって来た。
大阪駅前に乗り入れるバス事業者として真っ先に思いつくのは大阪市バス。それから、梅田に大ターミナルと商業施設を抱える阪急阪神グループの阪急バスです。
阪急バスは豊中・箕面方面の行き先となるため除外。豊中・箕面から千里中央経由で茨木へ行くことは可能ですが、時間がかかり過ぎると判断しました。
ということで、大阪市バスで最も京都に近い守口車庫行きに乗ることにしました。
大阪駅から守口車庫へ
大阪市バス34系統・守口車庫行きは9番乗り場から乗車します。
終日、ほぼ5分おきに運転しているので乗り遅れても安心です。
済生会病院前から城北公園通をたどって、守口車庫に到着。
守口車庫が面する通りは国道1号線。この道をまっすぐ行けば京都駅に着けるのですが、そんな路線バスはあるはずもなく…。
守口車庫から京阪守口市駅へ
大阪市バスは京阪守口市駅に乗り入れていないので、守口車庫から徒歩で移動します。
ほんの10分なので軽い運動です。
京阪守口市駅に到着。ここは急行停車駅ですから、路線バス網も充実しているはずという読みです。
最初の乗り継ぎで早くも大ブレーキ!?
路線図を見つけてこの先の行程を考えます。次に京都に一番近い目的地は寝屋川市駅。
ただいまの時刻は10時54分。次の寝屋川市駅行は・・・
ない!
正確に言うと17時までない!!
別系統もチェックしましたが、こちらも17時まで運転なし!
あせって見落としていましたが、時刻表に赤枠で何か書いてあります。目を凝らして読んでみると、
「※9:30から16:59の間、仁和寺・寝屋川市駅方面へお越しのお客様は「大日駅」でお乗換え下さい。また「八雲小学校前」「大日駅」「大庭住宅前」「大久保」へは、4番のりばから[8]古川橋駅ゆきもあわせてご利用ください。」
と書いてあった。
どうやら「日中は守口市駅から寝屋川市駅への通し運転はしてないので、途中の大日駅で乗り換えてね」、ということらしい。
いそいで4番のりばへ。
次は11:11発の古川橋駅行きバスがある。でも1時間に1本だけか…。
待ち時間なく接続できそうでホッとしましたが、先が思いやられます。
ちなみに守口市駅から阪急・上新庄駅経由でJR吹田に行くこともできます。こちらも1時間に1本だけ。
大日駅ルートがなければJR吹田ルートを選ぶところでした。
京阪本線に沿って北上
京阪守口市駅から大日駅へ
古川橋駅行きのバスに乗車し、途中の大日駅で下車します。
もし古川橋駅まで行っていたら、京都方面のルートから離れてしまって苦しむことになったはず(後日ネットで確認)。
大阪モノレールと地下鉄谷町線が接続する大日駅に到着。
大日駅から寝屋川市駅へ
駅前にイオンモール大日の巨大な店舗がそびえています。
10分の好接続で4系統・寝屋川市駅行きのバスに乗り継ぎます。
京阪バスの寝屋川車庫前を通過。
大阪駅から2時間10分かかって、ようやく寝屋川市駅(西口)に到着。
寝屋川市駅から京阪香里園へ
改札口の前を通って東口側へ移動。
次の目的地は、電車ならばたった一駅の香里園駅。
なかなか進まず、もどかしい…。
寝屋川市駅から京阪香里園へは複数の系統があって運転本数も多い。コミュニティバス「タウンくる」なら運賃が150円と割安ですが、1日にたった4本では、乗れるかどうかは運任せ。
「グ~キュルル~」
12時を過ぎて腹の虫が鳴き出した。
温かいお昼ごはんをゆっくり食べたいところですが、この調子だと京都駅到着は深夜になってしまいそうなので先を急ぎます。
日没までにゴールできるだろうと軽く考えていたのですが、まったく認識不足でした。
待ち時間はほとんどなく、香里園行きのバスに乗り継ぎ。
途中にあった、交通安全祈願で有名な成田山不動尊前のバス停。
私も愛車の祈祷をしてもらいに来たことがあるけれど、もう何年もクルマを買ってないのですっかりご無沙汰。
クルマが売れないと、こういうところも困るのだろうなあ。
※この記事を公開した後に知り合いから「毎年お参りに行くもんやで!」とつっこまれました(笑)。
寝屋川市駅から30分かかって京阪香里園に到着(12:52)。
京阪香里園から枚方市駅へ
次の目的地は枚方市駅。運転本数はほぼ10分おき。
発車時刻を表示してくれるのは親切ですね。次は13:00発。
枚方市駅南口に着いたのは13:30。
ちなみに、枚方サンプラザ1号館の左手に見えるのが、TSUTAYA(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)が手掛けたことで話題の商業施設「HIRAKATA T-SITE」です。
枚方はTSUTAYA創業の地でしたね。
枚方市駅・運命の分かれ道
枚方市駅から路線バスで京都駅へ・未知の道をさがす
枚方市駅北口へ移動。
ここから先は主に3つの選択肢があります。
- 京阪本線ルート: 樟葉(くずは)行き
- 近鉄京都線ルート: 松井山手駅乗り換え・近鉄新田辺駅行き
- 阪急京都線ルート: 阪急高槻行き
どのルートを選んだとしても、その先へつながる路線バスがあるのかどうか私にはわかりません。
ただ、私の少ない知識で京阪淀駅まで行ければゴールできる目途はあったので、京阪本線ルートを選ぶことにしました。
枚方市駅から樟葉へ
樟葉行きのバスも毎時3~4本の運転があります。
接続時間が短いのはありがたいのですが、トイレや買い物の時間も取れないのが困りもの。
すぐに次のバスがあるとはいえ、先の行程を考えると一本でも早い便に乗りたくなるのです。
それでも枚方市駅ではコンビニに駆け込んで、適当にパンとおにぎりを購入。バスの中でやっと昼食です。
「樟葉まで行けば淀方面のバスがあるかもしれない。」という淡い期待を抱いて樟葉までやってきました。
ここまで我慢してきましたが、到着後すぐにトイレへ。
スッキリしたら、すぐさま路線図を確認。残念ながら、淀方面のバスの記載はない。
京阪バス以外のコミュニティバスも見当たりません。
樟葉駅・再び運命の分かれ道
樟葉駅前に掲げられていた京阪バスの路線図。
樟葉発着便のみの記載であるものの、これを見る限りだと、淀川・木津川をまたいで京都市内へ向かう路線バスは存在しません。
淀をあきらめて近鉄新田辺駅に向かうべきか?と心が揺れる。
でも、せっかくここまできたのだから淀へ向かう希望を捨てたくはない。
イチかバチか、八幡市駅へ行くことにしました。
もしかしたら八幡市か対岸の自治体のコミュニティバスが通じているかもしれないし。
樟葉から京阪八幡へ
樟葉から京阪八幡へ向かうバスは少ないとはいえ毎時2本あります。
時刻は14:30。次の41系統・14:37発のバスで京阪八幡へ出発。
昼下がりの路線バス。さすがに乗客はまばらでのんびりムード。
途中、男山車庫のバス停で運転手の交代がありました。
八幡市駅に到着。
八幡市駅と言えば、石清水八幡宮に通じる男山ケーブル。ひとけが無くて閑散としている。
左手の民家の屋根に白い雪が残っていた。
無情の袋小路・京阪八幡で方向転換
バス路線図を確認。
淀や長岡京方面のバスの記載はなく、コミュニティバスなども通じていなかった。
ついに一縷(いちる)の望みも絶たれました。
くやしい~!!
京阪八幡から近鉄新田辺へ
しかし、ここから近鉄新田辺駅へ行くバスがあります。
「かなり遠回りしたけれど、納得して新田辺へ向かうことができる。」と前向きに考えることにします。
15:21発の京田辺市役所行きに乗り込みます。本日8本目のバスです。
16時前ですが、雲行きが怪しくなって陰ってきました。
「一休寺って、あの一休さんの?」と思ったらその通りだったようです。
近鉄新田辺駅前にあった看板。
「ようこそ!一休さんと玉露のまち 京田辺市へ」
近鉄新田辺駅に着きました。
さて、ここから先はどうなってる?
見たかぎり、近鉄大久保駅や宇治方面へ向かうバスはなさそう。
新田辺よりも南の同志社大学(田辺キャンパス)や三山木駅方面のバスしかありません。
近鉄新田辺駅周辺の地図↑
かくなる上は徒歩で木津川の向こうの駅につなぐしかない
と考えましたが、とても歩いていける距離ではありません。
万事休す・・・詰みました(ボーゼン)
さて、ここからどうリカバリーしようか…
最大の難所・木津川を渡る
近鉄新田辺で京都方面の路線バスを見つけることができず、茫然と立ち尽くす私。
とはいえ、いつまでもここで立ち止まっているわけにはいきません。
こうなったからには
・・・
電車です。
そうです、反則です。
背に腹は代えられません。
路線バスで越せなかった木津川を近鉄電車で渡ります。
ああ情けない(涙)
大久保駅で下車。
気を取り直して、ここから路線バスの旅を再開します。
※実は近鉄新田辺から京阪宇治駅へ路線バスで抜ける方法があったのですが、その答えはのちほど。
いよいよ京都市内へ
近鉄大久保から京阪中書島へ
大久保駅からは
- 京阪中書島
- 京阪宇治駅
- JR黄檗(おうばく)駅
- 京阪淀駅
へ向かうバスがあります。
京都駅に向かって真っすぐ北上する京阪中書島行きを選びました。
毎時3~4本の運転で使いやすいです。
イオンモール久御山に隣接したバスターミナル「まちの駅」。
窓に雨粒がつき出したなあと思ったら、みるみるうちに本降りに。
まちの駅を出るとバスは第二京阪国道をひた走り、あっという間に中書島へたどり着きました。
中書島のバス停。駅から少し離れた通りで降ろされました。
せっかくなので駅まで行ってみた。
伏見と言えば清酒と坂本竜馬。伏見寺田屋はこの近く。
中書島から横大路車庫へ
先ほど降りたバス停に戻って行き交うバスを眺めていると、横大路車庫行きのバスが続々とやってくる。
バス停にはくわしい路線図が見当たらなかったのですが、車庫へ行けば各方面のバスが出入りしているに違いない。
本日、初の京都市バスに乗車。
中書島からたったの2停留所で横大路車庫に到着。これはしくじったな。
横大路車庫まで来なくても、先ほどの中書島バス停の反対車線に京都駅行きが発着していたのです。
どうして確認しに行かなかったのか自分でも不思議。お粗末なミスに力が抜けます。
横大路車庫から京都駅へ
車庫の門のそばにある停留所。雨がしとしと降り続いています。
帰宅ラッシュと重なったので小さな屋根の下は満員に。
最後に余計な回り道をしてしまいましたが、これで本当に最終最後です。
18:25発、京都市バス81系統・竹田駅東口経由の京都駅行きに乗り込みます。
雨でにじむ窓の向こうに、先ほど乗った中書島バス停が見えます。
19時3分・ゴールの京都駅に到着!
JR京都駅前に到着。
「やっと着いた~!」
心のなかでガッツポーズ!
目的地到着をこんなにうれしく思ったのはいつ以来だろう?
昨日の雪がわずかながら残っていました。やっぱり京都は寒いです。
大阪~京都・路線バスの旅の結果は?
所要時間
朝10時に大阪駅を出発して、19時3分に京都駅に到着。
所要時間は9時間3分でした。
運賃の合計
運賃の明細は以下の通りです。
- 大阪駅→守口車庫前 210円
- 守口市駅→大日駅 230円
- 大日駅→寝屋川市駅 260円
- 寝屋川市駅→香里園駅 230円
- 香里園駅→枚方市駅 230円
- 枚方市駅→くずは 260円
- くずは→京阪八幡 240円
- 京阪八幡→近鉄新田辺 430円
- 【近鉄電車】新田辺→大久保 210円
- 近鉄大久保→中書島 400円
- 中書島→横大路車庫前 210円
- 横大路車庫前→京都駅前 230円
運賃合計は、3,140円 でした。
総括(評価)
上記は途中で禁じ手(電車)を使った記録ですから、路線バスの旅としては
記録なし!
大失敗!
という結果に終わりました。無念です。
しかし、いろいろな気づきが得られました。
答え合わせ|大阪~京都を路線バスでつなぐ3つの方法
家に帰ってから、あまりに悔しかったのでインターネットを検索して答え合わせをしました。
やはりというか、すでに同じことをして記事にしている方が何人かいらっしゃいました。
路線バスルート:近鉄新田辺~銘城台~JR宇治駅~近鉄大久保
実は、本家・テレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」でも、大阪から京都方面のルートを通ったことがあったのです(私は見てなかった)。
それは2015年1月3日放送の第19弾で、大阪城から金沢の兼六園を目指した旅でした。
このチャレンジは見事成功されたのですが、気になるのは「どうやって大阪から京都へ入ることができたのか?」
驚くべきそのルートはこちら↓
近鉄新田辺駅から南京都病院方面のバスに乗って、宇治田原町の銘城台というところで下車し、京阪宇治駅行きのバスに乗り換えるというもの。
宇治田原町には鉄道が通っていないので、町と主要駅を結ぶ路線バスが大事な公共交通機関なのですね。
ここまでくればあとはカンタン!
JRまたは京阪の宇治駅から近鉄大久保行きのバスが頻発しているので、あとは私がたどったルートを使えば京都駅まで行くことができます。
他の方の記事も読んでみましたが、このルート一択です。つまり、路線バスでつなげるルートはこれ以外に存在しないのです。
ちなみに、大阪駅から枚方市駅のあいだは、私が敬遠した茨木経由ルートが定番のようです。
おそらく守口ルートだと、守口車庫と京阪守口市駅のあいだが徒歩になり、路線バス100%の旅にならないためと思われます。
路線バス+徒歩ルート(その1):阪急高槻~阪急上牧駅~阪急水無瀬~新山崎橋~JR長岡京~京阪淀駅
純粋に路線バスだけだとルートが限られるので、短距離の徒歩連絡を含めたルートを考えてみました。
まず一つ目は阪急・JR京都線に沿って高槻から長岡京へ抜けるルートです。
京阪枚方市駅から京阪バスで阪急高槻へ行き、高槻市バスで阪急の上牧駅までつなぐことができます。
しかし、上牧駅とその隣の水無瀬駅の間には路線バスがありません。
でも心配にはおよびません。なぜならこの間はわずか1.2km、歩いて15分ほどの距離なのです。
阪急水無瀬からは新山崎橋行きで終点まで乗車し、JR長岡京行きに乗り継ぐことができます。
しかし、運転本数が2~3時間に1本しかない時間帯もあるので、行き当たりばったりだと厳しいです。事前に綿密な計画をおすすめします。
JR長岡京から京阪淀駅のあいだは1時間に1~2本の運転があります。
それから、京都競馬場でのレース開催日限定ですが、JR山崎駅から京阪淀駅行きの臨時直通バスが運行されることもあります。参考まで。
路線バス+徒歩ルート(その2):京阪八幡~浜上津屋~(流れ橋)~佐山~近鉄大久保
二つ目はちょっとした観光もできる徒歩ルートです。
それは、木津川に架かる上津屋橋(こうづやばし、通称・流れ橋)を渡るルートなのですが、時代劇が好きな方ならピンときた人もいるのでは?
というのも、今では貴重な木造橋であるため、時代劇のロケ地としてよく使われているからです。
上津屋橋のアクセスですが、京阪八幡から上津屋経由の近鉄新田辺行きか内里南行きに乗車し、浜上津屋で下車。流れ橋まで徒歩5分です。
久御山町に渡ってからは、地図を片手に歩かなければなりません。
近鉄大久保と京阪淀駅を東西につなぐ府道15号線に突き当たったら、佐山バス停から近鉄大久保へ。または反対方向の京阪淀駅へ行くことができます。
徒歩が2kmほどあるので遠いと思うかもしれませんが、観光を兼ねてウォーキングすれば意外と近いと感じるのではないでしょうか。
ひとりで『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』をやってみた感想
見るのとやるのは大違いだった!
正直なところ、こんなに手こずるとは思っていませんでした(っていうか、失敗してるし)。
この厳しさを予期していたなら、大阪駅を朝10時出発という甘々な判断はしなかったでしょう。
路線バスがあっても運転本数が極端に少なかったり、複雑な運行経路で時間がかかったりと、知っていたつもりでも現実に直面してようやく理解したことも多かったです。
魔の県境(府境)越え(今回の場合は木津川越え)の怖さが身に染みてわかりました。
3人組は大変だろうな~
テレビ番組では3人トリオで相談しながら旅を進めるわけですが、ひとりよりも3人の方がきっとやりにくいでしょうね。
意見が割れて、その結果うまくいかなかったらしこりが残りそうだし。そういう意味ではひとりで、自己責任で旅ができるのは気楽だと感じました。
久しぶりに不自由を楽しんだ旅
スマホ禁止の旅は不便で楽しかったです。
最近はどこへ行ってもスマホとにらめっこしてばかりですが、それがかえって旅の楽しさを減衰させているのかもしれません。
じゃあ、またこんな旅をやりたいかと言うと、しばらくは遠慮したいですが、ほとぼりが冷めたらまた違う場所でチャレンジしてみたいですね。
やっぱり『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』はおもしろ過ぎる!
実際に経験してみて、路線バス旅の大変さが身に沁みました。こんなしんどい旅を第25弾まで続けてくれた太川陽介&蛭子能収コンビに心から賛辞を贈りたいです。
路線バスの旅をやってみたいけど難しそうと感じたあなたへ
この記事を読んで「自分も路線バスの旅をやってみたいけど、ハードル高そう!」と感じたかもしれません。そんな方には、もっとお手軽に路線バスの旅が楽しめる、下記の記事がお役に立つかもしれません。よかったら読んでみてくださいね↓