これから始めたい人へ 鉄道模型サークルのつくり方

溝口が主宰している「鉄道模型で遊ぼう会」は、ほぼ毎月、どこかでイベントをしています。来場者のなかには、「私も鉄道模型会をやってみたいので、見学していいですか?」という人がちょくちょくいらっしゃいます。そこで私の経験にもとづいて、鉄道模型のサークルあるいはイベントのつくり方をお話しします。

目次

開催場所を確保する

大きなレイアウト(運転コース)をつくるには、広い部屋が必要です。まずは、貸室料が安い公共施設を探すことをおすすめします。

自治体によっては、意外と安く借りられることもあります。施設のホームページや利用者の口コミを検索してみてください。

ただし、安くていいお部屋は人気が集中するため、すぐ満室になることもよくあります。

できれば半年前、遅くても3か月前までに予定を決めて、予約を入れておくのがベストです。

模型の保管場所と運送手段を確保する

鉄道模型イベントを行うには、大量の線路や機材が必要です。

最初のうちは、参加するメンバーの私物を集めて、つなぎ合わせるのが手っ取り早いでしょう。

模型の量が増えると、それを収納する場所を確保したり、保管場所からイベント会場への運搬に悩まされます。

レンタル倉庫、レンタカー、宅配便などを利用すると費用がかさむため、どうしようもないときの最終手段にしましょう。

収納を工夫してコンパクトにしたり、参加メンバーに荷物を分散したりして、できるだけ足が出ないようにしたいところです。

鉄道模型で遊ぼう会では、ジオラマを作り込んだモジュールは無くて、毎回線路をつないで対応しています。

10コースの大レイアウトにつかう機材を、Amazonで買った「折りたたみコンテナ」8箱と、大小数個の箱や袋に収納して、軽自動車で運んでいます。

このカタチに落ち着くまで、ずいぶん試行錯誤しました。

小さくはじめて徐々に拡大する

せっかくやるのなら、大きなレイアウトをつくりたい。来た人に喜んでもらいたい。

そんな思いから、いきなり新品の機材を大量購入したくなりますが、そこはグッとこらえて!

最初はコース数や分岐が少ない、シンプルなエンドレス(環状線)から始めて、様子を見ながら徐々に拡大していくほうがリスクが小さいです。

やってみないとわからないことって、多いです。きっと想定通りに行かないだろうと思って、慎重にすすめましょう。

助け合えるメンバーと一緒にやる

いろいろな知識や経験があるメンバーがいてくれると助かります。

鉄道模型のことだけでなく、会場を手配したり、イベントを宣伝したり、諸々の雑用を引き受けてくれたりする人がいると、円滑に運営できます。

リーダーひとりで何もかもやろうとせず、適材適所でうまく分担しましょう。

お客様から参加料をいただく

どんなに小さなイベントでも、運営には必ずお金がかかります。

最初のうちは、主催者側のメンバーがお金を出し合う形になると思います。しかし、長く続けたいなら、参加者から費用をいただくようにするべきです。

セコイと思われるかもしれませんが、運転1回につき100円でもいいから払ってもらいましょう。

これは、費用を負担してもらうため、だけではありません。

無料だと、どうせタダだと思って無茶をする人がいるからです。これ、本当にいます。

課金することでフィルターを掛けられることが、実は大きいメリットです。

まとめ

鉄道模型サークルのつくり方について、思いつくポイントを5つ説明しました。

  • 開催場所を確保する
  • 模型の保管場所と運送手段を確保する
  • 小さくはじめて徐々に拡大する
  • 助け合えるメンバーと一緒にやる
  • お客様から参加料をいただく

思い描いた夢を実現するのは、なんといっても楽しいものです。

裏方の仕事は大変なことも多いですが、それも含めて達成感と充実感は大きいです。

ぜひ、トライしてみてください!

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