2019年、平成最後のお正月明けに、和歌山県の2つの廃線跡=有田鉄道と紀州鉄道を訪ねるツアーを催行しました。鉄分多めの参加者とともに、新年早々、鉄分をたっぷりチャージしましたよ! マニアックなツアーの模様をご紹介します。
乗りテツねっと旅倶楽部・添乗員ツアーレポート
有田鉄道の廃線跡を見学
はじめに有田鉄道の廃線跡を訪ねました。
上の写真は有田鉄道の旧御霊駅。
参加者同士で往時の様子がどうだったのか、想像しながら話し合っていました。
駅舎の壁にはいろいろなキャラクターが描かれていて、廃駅の暗いイメージはありませんでした。
有田川鉄道公園でキハ58003乗車体験
有田鉄道の終点だった金屋口駅付近にある鉄道公園で、ほぼ毎週末、保存車両の乗車体験をしています。
ということで、今回はキハ58003に乗ることができました。
お正月飾りが華やかでいいですね。
交流館前では、仮乗降場のようなタラップで車内に入ります。
こんなサボもありました!(笑)
懐かしい雰囲気の車内。落ち着きますね~。
ファーン!とタイフォンを鳴らして出発進行。シビれるいい音でした。
公園内の数百メートルの線路を往復運転します。
金屋口駅でホームに降りられます。これはうれしい!
キハ58はエンジン故障で自走できないため、DL17で牽引しているそうです。
金屋口駅の外観。現役時代の雰囲気がそのまま残っていました。
乗車体験は駅見学と合わせて15分ほどですが、鉄道ファンにはたまらない素敵な体験でした。
日本で2番目に短い紀州鉄道へ
紀勢本線の藤並駅から御坊駅へ移動して、ミニ私鉄の紀州鉄道に乗車しました。
紀伊御坊駅で下車して、近くの「ほんまち広場603」に置かれているキハ603を見学。
お弁当屋さんが車内で営業しているはずでしたが、あいにくお休みでした。
紀州鉄道の現在の終着駅、西御坊駅の前で記念撮影。
最大の見せ場! 紀州鉄道の日高川駅跡へ
今回の旅の大トリは、紀州鉄道の廃線跡。
平成元年に廃止された西御坊~日高川のあいだには、いまも線路が残されています。
かつての終点、日高川駅。
廃線にあまり興味がなかったという参加者も、この光景に魅せられたようでした。
対照的だった2つの廃線跡
きれいに整備された有田鉄道の廃線跡と、30年以上手付かずのまま放置されている紀州鉄道 日高川駅の廃線跡。
対照的な2つの廃線跡を一日でまわるという、超マニアックなツアーは(たぶん)好評のうちに終了しました。
参加された皆様、ありがとうございました!
参加者の声
[surfing_su_box_ex title=”兵庫県・I様” box_color=”#00711e”]今回は大変お世話になり、写真までお送りいただきありがとうございました。
宝塚、加古川線大回りを一回だけしただけの経験しかなく、あとはもっぱら図書館で秘境の旅、廃線あとの旅、大回り、18きっぷの旅を楽しんでおりました。今回、実際に廃線跡が見れると言うことで興味津々参加しました。
皆さん、てっちゃん揃いの中でも、どうにか理解をし、興味深く皆様の知識を楽しむことができました。大変勉強になったとともに、皆さんの楽しんでいる姿に打ち解けることができましたことに、喜んでいます。次回も、都合がつけばできるだけ参加させていただきます。[/surfing_su_box_ex]
[surfing_su_box_ex title=”奈良県・M様” box_color=”#00711e”]たっぷり鉄分補給出来た1日でした。道中のきめ細かいお気遣い、そして素晴らしい各写真と参加証の提供に感謝しています。個人的に旅の写真は然程撮らないのですが、これら写真は思わずダウンロードしてしまいました。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。[/surfing_su_box_ex]
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